まゆげのノーさん・楽天、田尾解任はフロントの責任転嫁

楽天田尾監督の解任には疑問が残ります。もとよりチ−ムの成績が悪ければ、監督の責任が問われるのは自明の理。
しかし、今回の楽天の成績不振は田尾監督の責任だけでないことも明白です。
開幕前から100敗すると言われていたように、戦力のなさは際立っていました。40年近く野球記者をやっている私が見た最も戦力のないチ−ムでした。
一体、三木谷オ−ナ−やフロントは、田尾監督に何を求めていたのか。将来に向けてチ−ムの基礎作りをするために呼んだのではなかったのでしょうか。
なのに、開幕1か月後に三木谷オ−ナ−は、コ−チ陣のてこ入れを命じたり、ベテランが不振だからと若手の起用を指示したり、現場へ介入してきました。
勝ちにこだわったからです。ならば、なぜ、球団を持ったときに、しっかり戦力補強をしなかったのか。
フロントにはチ−ムの年俸を20億円に抑えるようにと命じていたのです。これでは勝てる戦力を整えることは出来ません。
7人の外国人補強をしましたが、1人も結果を出せませんでした。「補強のためには、ポケットマネ−10億円を出す」と言っていたのに、結果は安物買いのゼニ失いでした。
「強いチ−ムを作るにはチ−ムの再構築が必要」とフロントは田尾解任の理由を述べています。ますます何のための田尾監督だったのか分からないのです。
次期監督にはID野球で鳴らした野村克也さんが有力と言われています。しかし、どんな名将を呼んでも補強がない限り強くはなりません。
三木谷オ−ナ−がすることは口よりも金。まずは思い切った選手補強費を出すことが先決ではないでしょうか。※日刊スポーツ記事(全文)

●全くその通りです、プロ野球はIT企業と違い簡単に結果は出ないと思います、時間とお金が必要です。